yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流・素人の生け花

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第51回目 チゴユリ(稚児百合)イヌサフラン科チゴユリ属 以前は確かユリ科であったと思うが今はイヌサフラン科に分類されている。山の落葉樹の下に生え、可愛いユリを小さくしたような白い花を横向きか斜め下向きに咲かせる。山の樹林の中で足の踏み場もない程群生しているのによくお目にかかる。 しかし、何故か大群生してる所では花が少ない。見るところでは背丈が相当違い大き…

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶、その前に思い出の花を紹介 第50回目 コンロンソウ(崑崙草)アブラナ科タネツケバナ属 全国山地の湿地や水の滴る所又、川辺に生える。 時として大群生し白い花で埋め尽くされることもある。 山ではよくお目にかかりさして珍しい花でもないのでカメラを向けることは少ない。この花に初めてお目にかかったのいつだったか過去を振り返ってみた。確か初めて見たのは根尾川源流の福井県境の温見峠へ向かう途中最後…

我流・素人の生け花

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第49回目 イワヒメワラビ(岩姫蕨) 今回は花とは違いシダの1種。 シダの仲間では比較的優しく女性的な感じがするシダ。日当たりの良い低山の山でよく見られる。 特に春の新芽はワラビとは違い黄緑色で柔らかく見た目も大変優しい。 食べられそうだがある種の毒を持っているようで鹿は食べない。 芽出しの頃はよく目立ちついレンズを向けてしまうが葉が展開すればやはりシダ、…

へぇ~~そうなんだ

門松の竹の先は何故斜めに切ってある お正月に門松の飾りはよく見かけるが真ん中に太い竹を3本立て周りに松などが飾ってある。しかし、竹が何故斜めに切ってあるかはあまり気にしない。 しかし、これのは大きな理由があるようだ。 「週刊現代」今週号の連載記事「今週のへぇ~そうなんだ」に詳しく書いてある。 三方ヶ原で武田軍に大敗した家康の元へ武田から正月の祝いの門松と「まつかれて(松枯れて) たけたぐいなき(…

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶、その前に思い出の花を紹介 第48回目 アカショウマ(赤升麻)ユキノシタ科チダケサシ属 東北から近畿地方の山間部に生育する。花は白色で円錐状。 よく似た品種にトリアシショウマがあるが花のない時期は中々 区別はつけにくいが花が咲くと違いが分かる。アカショウマの 花序は複総状で、側枝は最下のものを除き分枝しないが、トリ アシショウマは細かく分枝する。 ショウマと名前がつく植物は多いが中国漢…

燃えなかった藁草履

燃えなかった藁草履 比叡山に3大地獄と言われる修行が昔から存在する。 その中でも最も過酷なのが千日回峰行だろう。この行が始まっ ておよそ1000年前、その内2度萬行したのは3名しか存在し ない。 2度萬行された行者の一人が昭和55年と62年に萬行された酒井 雄裁大阿闍梨である。 比叡山に1000年にわたり行われていた「千日回峰」が世間 に初めて知られるようになったのは酒井雄裁師が行った回峰行 を…

我流・素人の生け花

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第47回目 オウレン(黄連)キンポウゲ科オウレン属 山間部のあまり日の当たらない樹林の中に見られる。葉は一見シダのような形をしており四方に葉を広げて立たない。根は黄色味を帯びておりこれが名前の由来で生薬でも同じくオウレン。 普通は群生することはあまりないが岐阜県北部の樹林の中や福井県九頭竜周辺の樹林の中では恐らく栽培されているだろう大群生が見られる。越前オ…

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶、その前に思い出の花を紹介 第46回目 ミヤマカタバミ(深山片喰)カタバミ科カタバミ属 カタバミというと嫌われ者の雑草の代表の様な植物。 飛び散った種でいたる所から生えて駆除は大変厄介な植物だ。 同じ仲間に雑草ではあるが鑑賞に絶えるきれいな花もある。 ムラサキカタバミやイモカタバミ。これらは鑑賞用に持ち込まれた植物が野生化したもの。 同じカタバミの名前をもちながらミヤマカタバミは何処か…

今日の1日

今日はお茶もお花も一休み 今朝は愛知県愛西市でモーニング・コーヒー。 毎週火曜日は愛西市の喫茶店へ行くことにしてる。 我が家は岐阜県海津市、愛西市の喫茶店までは車で約30分。 しかも3県を通る。自宅を出て国道258号線を南下、すぐに 三重県との県境を越えて三重県の桑名市多度町へ。そこから国道を左折するとすぐ揖斐川の橋を渡る。すると再度岐阜県へ。右に江戸時代幕府は薩摩藩の力をそぐために河川改修工事…

我流・素人の生け花

今日の生け花 その前に思い出の花を紹介 第45回 シオヤキソウ(塩焼草) 別名ヒメフウロ(姫風露) 正式名はヒメフウロの方だろう。別名がシオヤキソウが普通のように思う。外来種のヒメフウロとして入ってくるものと区別は難しい。外来種は繁殖力が良いようで庭に突然生えてきたことがあるが、何か購入した花の苗に多分種子がついていたのだろう。 日本に自生している物は石灰岩質に土壌に生えるようで私が見たのは伊吹…

お茶を楽しむ

今日のお茶 その前に間違いやすい植物を取り上げてみたい。 センダン(栴檀)とセンダン(栴檀) 最近実のぶら下がったセンダンの枝を使った生け花を数回掲載してきた。 しかし、本物の栴檀と呼ばれる木は別にある。 この栴檀について私の師でもあった元日印教育協会総裁だった故前田行貴博士の記述から転記してみた。                        「栴檀は双葉より芳し」 この言葉は栴檀は芽だしの双…

我流・素人の生け花

今日の生け花 その前に思い出の花を紹介 第44回目  ハルトラノオ(春虎の尾)タデ科イブキトラノオ属 草花でトラノオ(虎の尾)と名前がつく植物は多い。 今年の干支にちなむ野草だから少し注目してみたい。 ハルトラノオは山間部の日当たりの良いところに群生し珍しい 野草ではないが大変かわいい。トラノオと名前のつく植物の花 は横に広がらず穂状に咲く。根は浅く少し太目で横に這う。 別名に「イロハ草」の名が…

今日のお茶を楽しむ

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第43回目 スミレの仲間  今回でスミレの紹介は終わりたい。 マルバスミレ(丸葉薫) 元々はケマルバスミレの毛のない品種と考えられていたようだが今ではどちらもマルバスミレと統一されているようだ。比較的低山でや丘陵地等で見られるようだが私自身はあまり見ていない。初めて見たのは伊吹の東山麓から関ケ原へ抜ける林道で1株だけ見つけた。その後、岐阜県山間部の道路脇で…

我流・素人の生け花

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第42回目 スミレの仲間 山のスミレを・・・ フモトスミレ(麓薫)    斑入りフモトスミレ 山間部「でも比較的低山の樹林の中で見られる小型のスミレ。 派手さはなくどことなくひっそりと咲いてるスミレの様だ。 山歩きしていると普通に見られるが、揖斐川支流の根尾川に注ぐ 水鳥谷の林道を登り、ミイラで有名な揖斐川町の横蔵寺へ抜ける 峠の脇の樹林の中に斑入りフモト…

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶、その前に思い出の花を紹介 第41回目 スミレの仲間 山のスミレを・・・ エイザンスミレ(叡山薫) 葉に大変特徴がある大型のスミレ。山の日当たりの良い斜面等で 群生が見られる。葉は大きな切れ込みがある。この特徴を利用して多くの園芸種が作出されており、どの品種もこの葉の特徴を受け継いでいるようだ。自然界でも雑交配が見られるようで以下のような薫が見られる。 エイザンスミレの雑交配種 フギレ…

面白い漫画

東海林さだお氏のサラリーマン漫画 よく喫茶店へ夫婦でモーニングコーヒーに出かけるがそこでコーヒーを飲みながら新聞と週刊文春と週刊現代に目を通す。 この2つの週刊誌に東海林さだお氏が漫画を連載されておられる。どちらもよく似た漫画で共にサラリーマンが主役。あまり働く意欲のないサラリーマンが主役でこの主人公の目を通した現在話題になっていることを面白可笑しく描かれており疲れない漫画。 登場人物は色々なタ…

我流・素人の生け花

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第40回目 スミレの仲間 山のスミレを・・・ スミレサイシン(菫細辛) 名前の由来は葉の形ががウマノスズクサ科のウスバサイシン(薄葉細辛)に似ているところからきている。 根はワサビのように太い。開花時には葉は完全に開かない。 又夏の葉は非常に大きく15cmちかくになる。 花は大変きれいで私の好きなスミレの1つ。山の樹林の縁た谷筋の斜面などに見られる。通常は…

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶、その前に思い出の花を紹介 第39回目 スミレの仲間 アオイスミレ(葵薫) 樹林の中や縁等半日影の処でよく見られるスミレ。名前の割には 地味なスミレであまり目立たない。毛が比較的多い。 茎はないが蔓状の茎を盛んに出し地表を覆うように増える。大群生する事があるがその割には花は少なく目立たない。匍匐状に茎が伸びるので背は低い。スミレの仲間の中では私は好きな 花色は白から青まで巾があるが、以…

我流・素人の生け花

今日の生け花、その前に思い出の花を紹介 第38回目 スミレの仲間 ハリマスミレ(播磨菫) 前回、前々回に紹介したアリアケスミレとスミレの雑交配種。 両種が混生して生えているところでは普通に見られる。 昔からよく知られたスミレだが私が初めて見たのは揖斐川堤防で周り一面にスミレが咲いていた。その中にアリアケスミレも見られたが紫色の薄いスミレが多数見れれたので私のスミレに師でもあった方に画像を送り見て…

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶、その前に思い出の花を紹介 第37回目 スミレの仲間 アリアケスミレ(有明菫) スミレ(マンジュリカ)と共に里のスミレではなじみのスミレ。 スミレとは全く違い白い花。紫色のスミレは多いが白いスミレは 里では珍しいのですぐ目に付く但し、少し里から離れると白スミレというものもある。 スミレ(マンジュリカ)と同じ様な処で観られよく混生する。野生では白とは少し違う色もあるようでスミレの仲間は難…