今日のお茶、その前に思い出の花を紹介
第４１回目　スミレの仲間　山のスミレを・・・

エイザンスミレ（叡山薫）
葉に大変特徴がある大型のスミレ。山の日当たりの良い斜面等で
群生が見られる。葉は大きな切れ込みがある。この特徴を利用して多くの園芸種が作出されており、どの品種もこの葉の特徴を受け継いでいるようだ。自然界でも雑交配が見られるようで以下のような薫が見られる。

エイザンスミレの雑交配種
フギレコスミレ（斑切れ小菫）コスミレとの交雑種。
ワカミヤスミレ（若宮菫）マルバスミレとの交雑種。
エドスミレ（江戸菫）スミレとの交雑種
フギレアカネスミレ（斑切茜菫）アカネスミレとの交雑種。
フギレミヤマスミレ（斑切深山菫）ミヤマスミレとの交雑種。
キレバノジスミレ（斑切野路菫）ノジスミレとの交雑種。
スワスミレ（諏訪菫）ヒカゲスミレとの交雑種
オクタマスミレ（奥多摩薫）ヒナスミレとの交雑種

今日のお茶
お菓子
　　　海津市　尾張屋常昌　「富　貴」

茶碗
　　　水野静仙氏作
　　　　伊羅保茶碗

和歌
　　佐々木信綱氏　「初春」

初はるの　　　　　　　　　この天つ日のもとにして
　　　　吾大君をたゝへまつらく　　　　信綱　

（初春のこの天津日のもとにして
　　　　　　　　　　　　　吾大君をたたへまつらく）