yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・・
  
21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」から



2001.10.08
ヒヨドリバナ

秋の七草の一つフジバカマ、乾燥させると独特の香りがする。しかしほとんど見られるのは園芸品種で野生種はなかなか見られない。野生種ではよく似たヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリなどが夏頃から山で見られる。離れて見るとなかなか区別がつかないし地域差がある。見わけるには葉と葉の付き方で見なければならない。まずフジバカマとヒヨドリバナの違いは葉の付き方は共に対生であるがフジバカマの葉は3裂するがヒヨドリバナは3裂しない。ヒヨドリバナとヨツバヒヨドリの葉の縁は鋸葉状に鋭く尖り、葉先も尖る。サワヒヨドリの葉はあまり尖らない。ヒヨドリバナの葉が対生であるのに対してヨツバヒヨドリは3枚から5枚の輪生、又サワヒヨドリは2枚の対生もしくは1枚の葉が3つに別れ3枚の対生になる事がある。サワヒヨドリが他と大きく違うのは葉の付け根に柄がない。いずれにしてもアヤメ、カキツバタ、ノハナショウブの区別のように簡単にはゆかない。最近園芸品種として出回っている青フジバカマも仲間(ユーパトリュウム)ではあるが花はフジバカマよりアゲラタムに似ている。






追記
ヒヨドリという鳥はは少し大型の鳥だが人間生活の中に深く入り込んでいる。岐阜市時代には庭に毎日来ており時々子供が生まれるがこの雛は完全に巣立ち出来ない頃に巣から出てくる。
ある時に座敷のテービルの上に佇んでいるヒヨドリを見たが
ヒナでまだ飛ぶのは少々おぼつかないが近くに親は待機しておりすぐ近くで親が子を呼ぶ鳴き声が聞こえる。
海津に越してきてから庭にジューンベリーの木を植えたいたが
たくさんの実がなった。毎日この実をヒヨドリが食べにくる。
ジューンベリーは甘く食べられるしジャムにもできるがあえて
ヒヨドリのために採らずに残しておいてやった。
植物にはこのヒヨドリバナの他にヒヨドリジョウゴという赤い実がなる植物もあるがこちらはナス科で有毒植物であり、平地や低山の日当たりのいい樹林の縁などで見られるが普通は雑草扱い。
山よく見るヒヨドリバナに葉が黄色いまだら模様の物が多い。ウイルスに感染してる株のようだ。
夏場ヒヨドリバナや仲間のフジバカマの花にはよくアサギマダラが見られる。アサギマダラに最もふさわしい花はフジバカマかな。


ヒヨドリジョウゴ



今日の生け花
我流の生け花は何でもあり
今日は少々変わった物を使ってみる。
枯れたものを主役に。
主役は高砂百合の枯れた蒴果それにあのヘクソカズラを絡ませる。更に根元には山芋の枯れた種子。
これではあまりにも地味なので菊を添えて少し色を付けた。


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