yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流の生け花

今日の生け花・その前に・・・・


庭に咲くハンゲと名の付く植物4種
すべて「サトイモ科ハンゲ属」


1、カラスビシャク(烏柄杓)
 田んぼの雑草といわれるが唯一漢方の生薬として利用される。
 漢方では「ハンゲ」といえば本種を指すようだ。




2,オオハンゲ(大半夏)
カラスビシャクと外見上はよく似ているが山の樹林で観られより大型品種。
葉は通常3裂する。園芸では使われるが薬の効能はないようだ。





3,ニオイハンゲ (匂半夏)
オオハンゲやカラスビシャクとは同じハンゲ属だがこちらは外来種で中国原産。小型で葉に白い斑が入り大変キレイ。花にはかすかな香がある。カラスビシャクと同じように葉の付け根にむかごが出来取り蒔きしておくとよく発芽し球根が出来る。





4,ショウヨウハンゲ(掌葉半夏)
こちらはアジア温帯地方原産。名前の通り葉は掌のような形をしておりマムシグサの仲間に近い葉の形をしている。オオハンゲのように少し大型。仏炎苞の上部は先に紹介した3種は折れ曲がったようになるが本種は真っすぐ伸びる。仏炎苞の中で結実し多くの種子が出来る。






今日の生け花
センダン(栴檀)
昨年も生けたが花穂や葉が多くどう処理していいか大変難しい
素材。昨年生け終わって二度とこの花は使わない・・・と思ったが花のシーズンとなりまた手を出してしまった。ここが素人
の怖い物知らずか?
しかし難しい。枝先に花茎・葉茎が集まり花火のように四方に垂れ下がる。一旦花器に生けてみてじっくり眺めながら少しづつ
落としてゆく。何処で止めるか?勘が頼り。
さて、カメラで撮影しようとしてもハサミは離せない。再度少しづつ落としてゆく。この花にはこれでいいという止めどころがさっぱりわからない。

最終的には最初から見れば半分以上は落としただろう。そして「来年はもう生けない」とつぶやいたが来年は来年、どうなるかはわからない。


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