yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・・
  (お茶はしばらくお休み)


21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」から



2001.08.13
ツマグロヒョウモン

日本に生息するヒョウモンと名の付く蝶にヒョウモンモドキ3種と天然記念物1種を含め17種が知られている。一般にはなかなかお目にかかれない種が多い中、ツマグロヒョウモンは最近異常な発生が見られる。ガーデニングブームでビオラの仲間が多く植えられる様になった事と気温の上昇により越冬可能な地域が増えたことが原因として考えられる。年数回の産卵、羽化が見られ、うっかりすると庭のスミレがあっという間に丸坊主にされる。オスととメスの模様が全く違い、メスの羽の先が黒くなっているところからツマグロの名前がつけられている。この蝶には変わった面があるという説がある。即ち擬態であるという説。ツマグロヒョウモンのメスは毒蝶「カバマダラ」によく似ている。鳥などの天敵から身を守るため毒蝶のカバマダラに似た姿に進化したのだと言う説である。カバマダラそっくりな姿になってしまっている蝶がすでに存在することを考えれば納得できないことはない。しかし、多少疑問が残る。それはなぜメスだけなのかである。やはり男より女の方が生命力がすぐれているからだろうか。




追記
岐阜市に居住していた当時庭に洋種のスミレ「ビオラ・ソロリア」というスミレを庭に植えておいた。繁殖力はすさまじく庭のあちらこちらに大きく株が広がった。その為かツマグロヒョウモンの絶好の産卵場となった。多い時には幼虫は100匹はゆうに超えることもあり餌が足りなくなると庭をうろうろ。見つけ次第苗があるところに移動させてやった。私は基本的にはチョウの幼虫は殺さない。ツマグロヒョウモンの幼虫にも好き嫌いがあるようで現在の住まいには少量ではあるが何種類ものスミレがある。アリアケスミレやコスミレには幼虫が見られるが
一番多いタチツボスミレには一向に来ない。今までの経験ではソロリアが一番好きなようだ。 




今日の生け花
美男カズラ3杯目
今回は織部の向う付けを花器に使う。
少し平凡で立てても垂らすにも使えそうにないので斜め横向きに生けてみた。合わせた花は花イソギク。


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