yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

今日のお茶

今日のお茶・その前に・・・・


21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」より


2001.03.14
イヌノフグリ、オオイヌノフグリ


早春何処にでも見られる青いかわいい花。急ぎ足で歩いているとつい見逃してしまう。まだ北風が冷たい季節なのに春の訪れを知らせてくれる。この花の可愛さは誰でもみとめるのではないだろうか。花は一面に咲くがひとつの花は小さいのでしゃがんで見なければならない。花びらは4枚で手で摘もうとするとすぐに落ちてしまう。この可愛い花にはふさわしくない名前が付けられている。「イヌノフグリ」すなわち犬の睾丸である。和名を付けた人はよほどよく観察したのだろう。どうも花後にできる果実の形にあるらしい。この花にとっては気に入らない名前だろうがそれでも不満を言わず毎年春の訪れを知らせてくれる。


オオイヌノフグリ



追記
人間は勝手なもので植物の気持ち?に関係なくありがたくない名前をつける。
そんな中でお気の毒な名前の付いた植物をあげてみると、代表は「ヘクソカズラ」だろう。この名前はすでに万葉集にも出るくらい古くから使われていたようだ。その他ではクサギ(臭木)。ヌスビトハギ(盗人萩)、
ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、ハキダメギク(掃き溜め菊)等々。


ヘクソカズラ


ハキダメギク


ジゴクノカマノフタ(キランソウ)




今日のお茶


お菓子
   海津市 あら重 「紅葉」



茶碗
  瀬戸焼 福海窯 水野鉐一氏作
     御本手茶碗



仏語
  天台宗 比叡山 第253世天台座主
    山田恵諦師 書
     「楽 志」


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