今日のお茶

2022/09/16 14:44

今日のお茶・その前に・・・

台風の進路
今、台風１２号がスピードを上げて石垣島を抜けて北上、中国方面へ抜けた。
しかし、沖縄西南地方（石垣島周辺）は１１号の停滞に続き今回の１２号と大変だっただろう。先の１１号は珍しい進み方で西へ進み、沖縄南部で停滞。進路図を見てるとそのまま西へ行きそうだが台風はそんな単純なものではない。しばらく停滞して進路を北へ向けてしまう。
何故そうなるのか？気象庁の進路予想はスパーコンピューターを使い予想するが天気予報での進路予想は時間ごとに中心の通る予報円は大きくなる。しかし、最近の予報は予報円の中心からは大きくは外れない。１１号は見事に停滞を予想し進路を北に向けるのも予想的中してた。
台風の進路予想の難しさは台風そのものは自力では大きく動けないが高気圧に流れる風の力で少しづつ動く。
まづ、進路を邪魔するのは小笠原高気圧。８月頃は西へ大きく張り出すと進路を阻まれて台風は高気圧の縁を回るように進む。１１号はまさにこの高気圧に阻まれて北へ行けず西へ進んだ。もう一つ進路を阻むものは大陸から張り出してくる大陸高気圧。又自分の力では大きく進めないので南の方ではゆっくり、そして日本に近づくと偏西風の助けを借りて速度をあげ足早に日本本土や周辺を駆け抜ける。今回１４号が発生した。高気圧の縁を通り西へ進み大東島を巻き込み九州南部へ上陸かといわれている。そこから先の予想が難しいらしい。高気圧が今、日本を覆っているので九州周辺までは予想通りだがこの先は現時点では予報円の中に九州がすっぽり入っておりその先は東へ進路を変えて山口県から山陰へと進み北陸地方の日本海側を通る予想だが高気圧がそのまま居座るか、東へ動くかで進路が大きく変わってくるし、もし、高気圧が東へ動くと進路は南へずれるようだ。日本列島までくればそこから先は偏西風に乗り足早に進むことになる。１４号は相当大きく風・雨ともに激しく九州は大荒れとなるようだ。今回の台風は秋台風の典型で迷走はないようだ。
さて、過去に大迷走した台風があった。週刊現代に掲載してある進路図をお借りした。全く面白い進み方というより大迷惑な台風だろう。
この台風は近年の台風ではあるが記憶には残っていないが進路予想はどうだっただろうか？

ついでに過去の大被害を出した台風が掲載されているが私の記憶に残るのはやはり伊勢湾台風だ。高校２年の時で家が揺れ、瓦の間から雨が吹き込み２階に寝ていたが壁が吹き込んだ雨で落ちた記憶があり４日程停電になった。特にひどかったのは名古屋の南部。昔は名古屋港に多くの木材業者の貯木場があり、ここの大量の木材が高潮で南部一帯の住宅地へ海水と一緒に打ち上げられ多くの住宅を破壊した。
もう一つ記憶に残るのは洞爺丸台風だ。この台風により青函連絡船「洞爺丸」が沈没し多くの犠牲者を出したが同じ町内の方がこの船に乗っておられ亡くなられた
台風というのは日本独特の言葉で同じようなものは世界にいくつもあるが呼び名が違う。