yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

新年の掛け軸

新年にふさわしく
新年部屋に掛けたお目出たいお正月にふさわしい掛け軸は?
今年はご先祖様の字を出してきた。
少しややこしいが私の高祖母が私の祖父宛に新年に書いた手紙と寿。
手紙は高祖母が99歳の時、孫(私の祖父)に書き送って新年の手紙。
手紙は昭和6年とあるが幕末の生まれで昭和10年、103歳まで長生きした。
名前は「佐川廣」、宮津松平本荘家藩士の娘で私の曽祖父(幕末最後の家老)の妻(私から見れば曾祖母)の母親に当たる。
寿は100歳と101歳の時に書いたもの。
祖父の書き残し「書付」が箱に入っていたが102歳の時の「寿」もあったが失くしたようで以後なくならないようにまとめて軸に仕立てたようだ。
皆、長生きだったようで曽祖父は昭和7年まで、曾祖母は昭和17年まで長生きしている。



「手紙の読み」(未確定)


新年目出度ぞんじ
まいらせ候、そなた方みなみな
御たっ者ニて、年を
をむかいなされ、何
よりの事ニぞんじまいらせ候
私事も今年わ、九十九ニ相成、米壽の
むこ、八十の娘、うちそ
ろいて、達者なるハ有り
がたきことぞんじ候、
よくにも者  
かぎりなけれも、
今一ツトいわづ、いくツ迄も
ながらゑて、いよいよひらけ
ゆく御世ニもあい、そなた
たちの栄へ候を見もし
たくぞんじまいらせ候、         
           かしく、 
昭和六年春  
 九十九媼   廣 


丈夫どの

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