yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

日本一

年々消えゆく植物・その前に・・・・・
岐阜県の県庁所在地は岐阜市、人口は40万程度。これといった話題になるようなものもない。岐阜市といえば鵜飼、1200年の歴史を誇るがこれも5月から10月まで。
岐阜市のど真ん中には330mほどの金華山(稲葉山)がり岐阜市のシンボルで戦国時代には織田信長が利用した地でもあるが安土に城を築くまでの短期間で江戸時代には廃城になっており城下町でも亡くなったので城下町にある観光施設がない。
大きな産業も大垣市や美濃加茂市周辺に集中している。
そんな市に若き市長が誕生し今2期目。この市長はまだ20代の頃にはよく行きつけの喫茶店でコーヒーを飲みながら政治話をしたが政治家らしからぬ素直で腹黒さも全くないし彼に岐阜市の再生を期待している。昨秋の信長祭りにはキムタクと伊藤英明氏が祭りを盛り上げ岐阜市の人口より多い見物客が訪れ、高島屋前をキムタクが信長に扮し馬上から笑顔を振りまいた。
ところが先日、突然高島屋が来年7月をもって閉店を発表。岐阜県には1軒の百貨店がない4番目の県となってしまう。若き市長「どうする?」秘策はあるか?



ところで岐阜市には全国に誇れるものが1つある。私の若き頃から名古屋と岐阜は喫茶店の多さは全国1~2を争うくらい多い。しかも「モーニング戦争」と呼ばれるくらいコーヒー1杯に色々な食べ物がついてくる。若者はもちろんお年寄りも朝は喫茶店で朝食代わりにまづモーニングコーヒーから1日が始まる。
岐阜市は喫茶店で使うお金が3年連続日本1だそうだ。そこで岐阜市がこれに便乗してか明日から12月27日まで岐阜市の喫茶店でペイペイで支払えば30%還元を発表した。岐阜市以外から岐阜市の喫茶店を利用すれば還元されるわけだからお客はしばらくは増えるかもしれないが1時しのぎにしかならない。岐阜市からお隣の名古屋市へはJRを利用すれば18分、名鉄を利用しても20分ほどと多くの人は名古屋へ買い物に行ってしまう。高島屋の撤退も理解できる。やはり全国どこでも人口40万前後の市は同じように難しい問題を抱えているらしい。しかし、秘策はあるらしい。富山しや豊橋市はある程度成功していると聞く。若き市長何か秘策を打ち出してくれることを期待したい。



消えつつたる植物
合器蔓
全国の河川はコンクリ―で改修されその土手などに生えていた植物はすこしづつ消えて植えある。
私の住む海津市には彼岸花の名所「津屋川」がある。江戸時代にはこの津屋川には港があり揖斐川とつながっており三河地方への交易がおこなわれていたらしい。50数年前には津屋川周辺は道路らしきものがなくクリークと呼ばれる水路が田んぼの中に多くあった。
土地改良が行われ今は立派な道路が幾本も走っている。この津屋川の彼岸花の咲く周辺はまだ自然が残っており天然記念物の「ハリヨ」が多数生息しており以前NHK「ダーウインが来た」の撮影も1ケ月かけてここで行われた。
先日この彼岸花が咲く堤防の反対側は堤防はなくまだ自然の状態が残っているので何か面白い植物が咲いてないか歩いてみた。
あった、全国で消えつつある湿地の蔓植物「ゴキヅル」が開花して1部実をつけていた。
ゴキヅルとは面白い名前だがゴキは「合器」と書き昔の器と蓋こと。実を指で押さえると真ん中で二つに割れる。ちょうどお椀と蓋のように見えることからこの名前がついているようだ。全国でも見られるところが少なくなってきているようだ。



花弁は5枚、ガクも同じで5枚。10枚の花弁に見える


花が終わるとこんな実がぶら下がる



指で押さえると真ん中から2つに割れる。中に種子が入っている
この実がお椀と蓋に見立て「合器」とつけられた

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