yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・・
21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」から


2001年ブログに書いて残っている物はこれが最後。


2001.11.22
雑草とは?

植物を扱っていると「雑草」という言葉を避けて通ることは出来ない。しかし雑草という言葉はあまり好きではないので出来るだけ使わないようにしていた。雑草っていったい何を指すのだろうか。大辞林によれば「人間が栽培する植物や草花以外の色々な草、田畑、庭園、路傍,造林地などに侵入してはびこるもの」とある。特定の植物やグループを指しているのではない。今一つすっきりしない。手元にある本を片っ端から読んでいたら「植物の世界」第4巻に雑草の定義が書いてあった。「雑草とは植物学の言葉ではなく農学の言葉であり、ある目的で特定の植物(農作物)を栽培する耕地に目的以外の植物が侵入した時、その植物を雑草、つまり、役に立たない植物とされ、時には駆除の対象とされる。かぼちゃの畑にダイコンが生えれば雑草となる。」とある。この説に従えば菊を栽培しているところへマツムシソウが生えれば雑草となるわけだ。雑草という言葉は使わないにこしたことはないように思うが。



追記
今では雑草という言葉は当たり前に使われ、農学の言葉とは言い切れないのではないだろうか。毎日、近くの国道・県道や堤防を車で走っているが「雑草」を書いてから21年以上経過し当時と比べるとはるかに多くの草を見る。しかし、ほとんどが外来種で日本の本来からある植物の領域に深く入り込み駆除の対象となっている物が多いがとても人間の手に負える状態ではない。揖斐川の堤防はよく走るが法面を覆いつくす草は外来種で2mにもなるセイバンモロコシといわれる植物で県が行うのか国が行うかは知らないが年に2回刈り取られる。相当の出費だろう。中にはきれいな植物も堤防では多数見られる。多くはあまり苦にならない植物だがやはり難しいのはイネ科の植物ではないだろうか。
私は20坪ほどの家庭菜園をやっているがとにかく悩まされるのは雑草の繁殖のスピードだ。こまめに小苗のうちに抜いておかないと後で苦労することになる。根菜類やネギ、玉ねぎなどはいいが一番困るのはスイカを作る時。カヤツリグサ科の草がものすごく生え、畑の中はツルがいっぱい走っているので気をつけて入らないとツルを踏んでしまうので苦労する。



今日の生け花
先日生けた花が気に入らないので生けなおしてみた。
高砂百合の蒴果・ヘクソカズラの実・山芋の種
今回はサツマノギクを使って生けなおす。
花器も少し明るいものに変えてみる。


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