yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・・
  (お茶はしばらくお休み)


21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」から



2001.09.01
くつわむし

蝉の鳴き声もようやく静かになり虫の声にかわり秋らしくなった。蝶を追いかけていた頃蝶のシーズンが終わると秋の虫を探しによく出かけた。それもほとんど夜である。懐中電灯とコップを持って出かける。山のススキなどが生えた草原が目的地で「鈴虫」や「マツムシ」が主だった。木では「カネタタキ」や「カンタン」など小型の虫を探した。これには少しこつがいる。鳴いている虫の近くまで近づく、鳴きやんだらそのまま静かに鳴き出すまで待つ。それを繰り返し虫のすぐ近くまで来たら初めて懐中電灯をつけて虫を確認する。懐中電灯を照らされても虫は羽をたててままじっとしているので懐中電灯を口にくわえて虫の頭の方へコップを出し後ろからコップの中へ追い込む。ずいぶん捕れたものだ。ある時、愛知県と岐阜県の境にある奥矢作ダムへ釣りに行った時に草の中で盛んに鳴くクツワムシを見つけて捕獲し、自宅の庭へ2匹放してみた。夜中にものすごい音で鳴き始める。山で聴いている時にはそんなに苦にならないがさすが街中の自宅では大変な騒音だ。クツワムシには別名「ガシャガシャ虫」の名がある。数匹放せば近所から苦情が来ることは間違いないだろう。でもこの虫だけは好きだ。苦情覚悟でもう一度放してみたい。




追記
まだ私が小学生のころに夜中の公園の草むらで父親と二人で懐中電灯片手の虫を探していたら突然声をかけられた。公園の中は今のように街灯で明るくなくほぼ月明り位で人が近づいてきてもほとんどわからない。懐中電灯で照らしてみたら警察官だった。夜中に公園で懐中電灯でうろうろしていれば当然不審者に思われるのは当たり前だろう。すぐに道具を見て納得してもらった。
11年前に南濃町へ転居し、その数年後夜部屋の中へ大きな虫が飛んできた。よく見たら何とクツワムシ。何十年ぶり対面だった。そのまま庭へ放してやったが庭で騒々しくよく数日鳴いてくれた。残念ながら翌年から今日まで1度も来てくれない。


自宅へ飛び込んできたクツワムシ
  鏡に止まっていた





今日の生け花
庭に咲くアカバナイソギクの枝が面白かったので素直にそのまま細い花器に入れる。自然のまま、何の考えもなしに・・・・


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