yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・・
  (お茶はしばらくお休み)


21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」から



2001.08.24
タケニグサ

山道を歩いていると樹木が伐採されたあとの荒地で背丈ほどもあるタケニグサによく出会う。葉は白い粉をふいたようで切るとクサノオオやヤマブキソウの様にケシ科独特の黄色い汁を出すのであまり触らないようにしている。外国ではガーデニングに使われるらしいが日本では見向きもされない。それでも小さな株を見ると庭に植えてみたいと思うことがあるが、おそらく1年もしない内に抜いてしまうだろう。名前の由来は本によって違う。切り口が空洞になっており竹に似ているからとか、枯れた果実がネザサの枯れた姿に似ているから竹似草とある。その外には、この葉と竹を一緒に煮ると竹が柔らかくなり細工がしやすくなるから竹煮草というとあるが、これは間違いであると書いてある本は多い。若山牧水の歌に「竹煮草あおじろき葉の広き葉のつゆをさけつつ小蟻あそべり」又、北原白秋も竹煮草を使っていることからみれば竹煮草で一般に通用していたのだろう。別名にチャンパ(ベトナム)キクの名がある。







追記
タケニグサはパイオニア植物の一つだろう。
荒れた山は伐採されれ山に最初に生えてくる植物の一つで
相当大きくなる。株が小さいと庭にでも植えてみたいと思うが多分植えてもすぐに抜き取ってしまうだろう。
日本ではあまり好まれないが西洋ガーデンでは利用価値はあるらしい。日本人は優雅な山野草を好むからこのように荒れ地に生える見かけは大きな雑草のようなものは好まないだろう。
最近山へ入ることが少なくなりタケニグサを見る機会が少なくなったが意外なところでお目にかかった。
近鉄・養老鉄道の美濃松山駅のホームと並行して走る県道との草がとても生えないような所にぽつんと生えている。やはりたくましい植物だ。今朝、このタケニグサどうなってるのかちょうど前を通ったので見てみたらもう枯れ葉になっていた。

美濃松山駅のタケニグサ
  すでに枯れていた



今日の生け花
寒くなり花材が見当たらない。
さてどうするか?庭を見てたら庭にはつわぶきが多数生えておりもう花は終わるころだが一茎だけ生き生きした花があった。
しかし、つわぶきは普通は主役には使いずらいが、ふとすぐ近くに水仙の花があったのでひらめいた。何とか自分がひらめいた生け方をやってみた。いいか?悪いか?は我流だからどうでもいい。素材は生かせたと思うがどうだろう。


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