yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

野の花

植物の生きる知恵


この時期になると毎年のことだが日本に3種のみ土の中に閉鎖花をつける植物があるので確認をしている。
閉鎖花をつける植物は何種類か知られているが土の中につける植物は日本では3種のみしか知られていない。
何故?土の中につけるか。恐らくは今、生育してる場所に確実に子孫を残すように進化したのであろう。不思議な植物だ。


1)ミゾソバ
  水路や湿地でよく見るピンクのかわいい花。


ミゾソバの閉鎖花は生育環境ににより少し違った形になる。日当たりがよく環境がいい所では根に直接一つの花をつけるが条件が悪くなると花茎が長くなるようだ。画像の閉鎖花は少し条件の悪い所で花茎が長く伸びている。
過去最悪の地で見た物は花茎が十数センチあり多数の茎を伸ばしていた。


2)マルバツユクサ
雑草地などで群生して生えている。花はツユクサのように青い花を咲かせる。


株を掘り出してみると根の生え際から数センチの花茎を伸ばし白い閉鎖花をいくつもつけている。


3)ヤブマメ
つる性で木などに絡みながら伸び青みがかったマメ科特有の花を咲かせる。花後豆が出来る。


土の中に白い茎を伸ばし丸い閉鎖花をつける。上記2種とは違った閉鎖花をつける。

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