yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

今日のお茶を楽しむ

今日のお茶・・・・
その前に思い出の花を紹介したい。第16回目。

今日は古典園芸の花を紹介したい。


変化朝顔
朝顔は丸い花?
ここに紹介する朝顔は決して丸い花ではない。
朝顔に面白い遺伝子を持つものがあることを昔の人は見つけていた。
即ち、メンデルが遺伝の法則を見つける前より日本人は劣性遺伝を見つけていたのだろう。江戸時代には2度の大ブームを引き起こしている。
明治になり大輪の朝顔が好まれるようになるとやがて変化朝顔はすたれてゆき地方の趣味家の間で細々と引き継がれていった。
戦後、地方に散らばっていた種子を集めたのが三島にあった国立遺伝研究所の竹中氏。私が大学生の頃園芸好きだった父親がこの種子を手に入れ数年間育てていた。
私が40代すぎてから一度育ててみたくあらゆるところに電話を
入れて種子を探したが中々見つからなかった。今のようにネット社会ではない時代で相当苦労して種子を手に入れたが残念ながら遺伝子抜けの種子だった。
その時私はブログを書いていたのでその中でこのことを書いたら偶然千葉の方がご覧になり、種子を持っているからと快く送っていただいた。
種子の入手先をお聞きしたら九州大学仁田坂研究室で三島研究所の種子とデーターはすべて仁田坂研究室へと引き継がれていたようだった。当時は仁田坂研究室では種子の無料配布をされており私も何種類か送っていただいた。現在は有料だが申し込めば送っていただける。
変化した朝顔には種子が出来ず、遺伝子を持った種子を確保していくのが大変難しい植物。数年やると種子が膨大になり整理が出来なくなってついにあきらめてしまった。画像だけ少し残してあったので掲載した。
変化朝顔には名前はないが昔から独特の呼び方があるらしく専門家は付けられている名前だけでどんな朝顔かわかるようだ。大変長い葉の特徴も加わった名前が付けられている。
あまりにも難しいので通称は「獅子咲き牡丹」「車咲き牡丹」「采咲き牡丹」等で更に細かく変化した花が現れる。


多くの種類の花があるが私が栽培した朝顔の1部の画像を保存
していたの紹介したい。



今日のお茶
お菓子
   海津市 尾張屋常昌 「大 雪」


茶碗
   一生庵梵天 小松克丸氏作
     黄伊羅保茶碗



書簡
   大塩平八郎 
   大阪東町奉行所与力
   天保8年に起きた大塩平八郎の乱が有名


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