yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・


    少し自分のネームを紹介
私のハンドルネームは「yabusameyama」を使っているが「yama」は私の苗字2字の上半分で「山」。
学生時代は友人は誰も苗字では呼ばなかった。「やま」と呼ぶのが当たり前だったのでそのまま「yama」を入れた。
しかし、「yabusame」がわかる人はほとんどいないと思う。

もう数十年前にブログを始めた当時から「yabusame」を使っている。言葉から連想すれば武家の間で昔から行われていた馬上から弓矢で的を射る「流鏑馬」を連想する。しかし、この「流鏑馬」ではない。漢字で書くと「藪雨」又は「藪鮫」です。
といっても分からない人は多いと思うが滅多とお目にかかることはない10cm程の小鳥。鳴き声は虫のようで「シィシィシィ・・・」と鳴くが高音なので人によっては聞こえないことがあるらしい。又この姿を観ることは鳥の専門家以外はほとんどないと思う。
何故私がこの名前をつけたか、もう30年以上前ではあるが当時庭に多くの木を植えていた。その数、60種以上で200本以上を植えており多くの鳥や動物ではハクビシン、イタチ、アライグマも時々庭で見かけた。ある時、カメラを持って花を撮影してたら虫の鳴き声のようなものが聞こえた。すると私が立っている2m程前に小さな鳥が木の枝にとまった。とっさにカメラで撮影したが初めて見る小鳥で名前は当然わからない。そこで画像を専門家に観ていただいた。
そして答えは「ヤブサメ(藪雨・藪鮫)」だった。当時のネットの検索では2~3枚の画像が出てくるくらい珍しい鳥だったのでこれを縁にハンドルネームを「ヤブサメ」とした。その後今日までお目にかかったことはないが養老山脈の中で声だけは聞いたことがある。虫のような声。一度山に入られたら鳴き声に注意して探してみてください。
画像はまだデジカメが発売される前の時代で残念ながら残っていない。

画像はネットからお借りしました





今日の生け花
久しぶりにヒノキを使う。ヒノキは花材としては大変使いにくい。枝分かれはまではよくわかるがそこから先は葉なのか枝なのかさっぱり分かりにくい。どこで切っていいのかとにかく花器である程度に形を決めたから少しづつ落としてゆくがこれが大変難しい。昨年はよく使ったが生けるたびに迷う~迷う。
合わせた花はこれも珍しい赤花イソギクの先祖返りした花イソギク。花器は一生庵梵天・小松克丸氏作の色絵徳利。
岐阜市に近鉄百貨店(今はない)があった当時、個展が開催されたが経歴が面白かったので覗いてみた。話し込んでいる内に意気投合し黄伊羅保茶碗(時々使う)を購入した。彼は私が相当気に入ったのかこの徳利と対の盃をプレゼントしてくれた。
彼は元々は陶芸家ではなく東京国立博物館の吉田耕三氏に芸術と陶磁器について学び、氏の紹介で全国の著名な陶芸家を周り陶器制作を学ぶ。後に岩手県に窯を構える。私の知人の女流篆刻家小田玉瑛氏とも親交があるらしく、氏から亡くなられたと聞いた。


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