yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

今日のお茶

今日のお茶・その前に・・・・


21年前のブログ「自然に学ぶ」より・・・


2001.05.31
座禅草


以前早朝座禅の会に通っていた。開け放たれた禅堂で鳥のさえずりを聞きながらの座禅は実に気持ちがいい。一点を見つめ「無の境地」に・・・・・・のはずがそうはなかなかいかない。
昨日のこと、今日の仕事のこと等頭の中を駆け巡る。警策を持った僧が目の前に来た時に手を合わせ合掌する。前かがみなった背中を警策で叩いてくれる。音のわりにはそんなに痛くない。やはり叩き方がうまいからだろう。頭の中がすっきりする。ベテランは1時間の座禅の間に2回ほど叩いてもらっている。
山の湿原に白い水芭蕉に混じって赤褐色の座禅草をよくみかける。水芭蕉より水のない所にはえる。花は黄色味かかっており赤褐色の仏炎苞に包まれている。悪臭を放つというがとても鼻を近づけ匂いを嗅ぐような花ではない。名前は達磨大師の座禅する姿からつけられている。我が家に20年以上の株があり庭の片隅で毎年早春座禅姿を見せてくれるが今年はご機嫌が悪かったのか座禅姿を見せてくれなかった。




追記
臨済宗東海派の岐阜市にある大きなお寺の座禅の会に入れていただき早朝の座禅の会の通っていた。会員は多分30人ほどだったと思うが市の財界の指導者達が会員で立派な禅堂で正式な座禅であった。時間は30分程を2回。終了すると住職の法話が15分ほど、その後場所を移しお粥をいただき、座敷へ移動して抹茶をいただいて終了。このお寺では正面に釈迦如来を祀り、両側に60cmほどの高さで畳式になっており、ここで通路を挟んで向き合うように座禅を組む。この通路を警作を持った住職が行き来する。警作で叩いてもらいたい時には住職が近くへ来られたら手を合わせて合掌し少し頭を下げる。住職が正面で警作を横にして頭を下げて合掌される。頭を下げて両手を左右に交差するようにして叩いてもらう側の少し傾け前かがみになるような姿勢をとると叩いてもらえる。終わるとお互いが合掌する。
その後、海津へ転居してから友人が座禅の会を作り案内をいただいたので参加する。こちらは曹洞宗で座禅の仕方が少々違う。臨済宗は前を向くが曹洞宗は壁に向かいこちらは15分間隔で2回。警作でで少し前かがみになり肩の少し下を叩いていただくがこちらからお願いしないと叩いてはもらえない。叩く前に叩くところを軽く2回ほど叩く。臨済宗は前から曹洞宗は後ろから警作で叩いていただくが音の割にはさほど痛くはない。叩く方がうまいでだろう。樫や栗やヒノキでできているからまともに叩き下ろせば相当痛いはずだが背中に当たると同時に警作を跳ね上げているのかも知れない。さすがプロだけに気持ちがいい。




今日のお茶


お菓子
   海津市 尾張屋昌常「木枯らし」



茶碗
一生庵梵天 小松克丸氏作
     黄伊羅保茶碗




祖父のデッサン
   祖父は銀行家にならずに画家になりりたかったのだろう   
   か。小学4年生の時の作品。

×

非ログインユーザーとして返信する