yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流素人の生け花

今日の生け花・その前に・・・・


21年前のブログ「自然に学ぶ」より



2001.03.30
山菜


毎年4月から5月には山へ山菜を採りに行く。私の趣味のひとつに「男子厨房に入る」で料理がある。社員を連れて天ぷら道具一式持参で山へ入る。途中で山菜を摘みながらのんびりドライブである。食べられる物と食べられない物の区別は大抵出きる。天ぷらに向いているものには独活の新芽や葉、タラの芽、モミジガサ、アザミの新芽、アケビの新芽など材料には事欠かない。山菜にはあくの強い物が多いが油を使うとほとんどの物はあくが抜ける。社員たちが焼肉を始める傍らで天ぷらを揚げ、揚げたてに塩を振って出すと瞬く間になくなってしまう。今までに色々な材料を使ってきたが一番おいしく感じたのはスギナだった。土筆は食べるがスギナの方は苦くて食べられない。しかし天ぷらにすると苦味はなくなってしまいあっさり食べられる。


追記
ここ20年くらい山に入っても山菜を採ってくることはほとんどない。後の処理が面倒になったのと山で料理をするからおいしい。
家庭では春のスギナの新芽のてんぷらはよく作った。
山菜の中でよく使われるのにアイコと呼ばれるものがあるがイラクサ科のミヤマイラクサ。知らない人はうっかり素手で触ってしまうがものすごい激痛。茎と葉に鋭い棘ががあり、ヒスタミンという物質を出すらしい。熱湯を通すと消える。菫の会の友人に素手でちぎる者がおり驚いた。
もう1つ山菜で注目されるものに行者ニンニクがあるが寒冷地の植物で岐阜県北部山間部で1度だけ群生を見たことがある。数年前に青森から苗を取り寄せプランターに植えておいたが暖地では難しく年々小さくなってゆく。
しかし、まだ消えてはいない。



今日の生け花
最近は週7日のモーニング・コーヒーを週5日に減らした。
健康のために畑仕事を増やし、神社参拝や生け花の素材探しに時間を振り向けた。
昨日は養老山脈庭田山に行ってきた。この林道は標高600mほどのところが峠で公園がありそこから下って三重県の員弁町へ抜ける。

自転車で山に登られる方がすごく多い。昨日も10人以上の方を見受けた。さすがに山の日陰では少し寒く木の葉も色付きなかなかいい素材はない。目につくのはまだ生き生きしたススキと虎杖の雌花がまだよく咲いていた。車を停められるところで珍しく山柿が見つかった。柿は小さいので使えそう。いたるところにアザミの花が見られるが当初ナンブアザミかと思ったが生育地は中部地方以西で岐阜県では北部でこちらには生育していないようだ。
多分ナンブアザミの変種のトネアザミかも知れない。
もう1つ青い実がぶら下がるアオツヅラフジを1本見つけた。
アオツヅラフジの実の中には種が1個入っている。水洗いするとアンモナイトの化石そっくり。


アオツヅラフジの実

実の中に種は1個 アンモナイトの化石そっくり


帰宅して早速生け花にする。
山柿・アオツヅラフジ・トネアザミ?


×

非ログインユーザーとして返信する