yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

我流・素人の生け花

今日のお茶、その前に・・・・
思い出の花を紹介
第60回目
「鎌倉殿の13人、義経との悲しい定め」


フタリシズカ (二人静)センリョウ科チャラン属
昨日紹介した一人静と同じ仲間ではあるが花は少し違う。
一人静は静御前に見立てた名前だがこちらは「能」の演目にある「二人静」の静御前とその亡霊からこの名前がつけられているようだ。
一人静のように弱々しい感じではなく一回り大きな野草。花は同じ様に先端につけるが一人静はブラシの様な感じだがこちらは丸い玉状の白い花をつける。
一人静の花は先端に1本だがこちらは2本とは限らず1~5本程つける。又、盛んに閉鎖花をつける。


花は1本


花は3本

花は4本


静御前であるが大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場するかもしれない。義経の愛妾で頼朝から追討を受けた義経と途中まで行動を共にする。しかし、途中で別れる。その後静御前は捕らえられ鎌倉へ母と共に送られる。頼朝から舞いを所望され鶴岡八幡宮で舞う。
「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」


義経への恋慕である。これに頼朝は激怒、しかし政子は逆に褒めたと伝えられている。その時すでに義経の子を身ごもっており、女子なら赦すが男子なら殺すと伝えられており残念ながら男子を出産。政子は助命を願い出るが聞き入れられず由比ガ浜に沈めて殺されてしまう。
その後静御前は京都へ帰されるがその折、政子から何か贈り物があったと吾妻鏡には記載されているようだ。その後のことについては伝えられていない。


今日の生け花
前回に続き白梅の枝とアラセイトウを使った。
梅には白梅と紅梅があるが必ずしも花の色で分けるのではなく幹を切って断面が普通の木の色をしていれば「白梅」で、切り口の色が紅色をしておれば「紅梅」と区別される。


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