今日のお茶を楽しむ
今日のお茶、その前に・・・・
思い出の花を紹介
第59回目
ヒトリシズカ(一人静)センリョウ科チャラン属
中々良い名前がついている。当然静御前を連想しての名前だろうがわざわざヒトリ(一人)をつけた意味はなんだろうか?いっそのこと静御前そのものにしておけばよかったのではないか。実は同じ様な野草にフタリシズカ(二人静)がありこれに対しての名前のようだ。山の樹林の中に群生する。1茎1花で葉は4枚、中心に1本の白い花を咲かせる。茎、葉共の少し弱々しい感じがする。
前に書いたフタリシズカ(二人静)は少し大型で必ずしも花穂は2本ではなく複数の花をつけることが多く、閉鎖花も持つ。フタリシズカは「能」における静御前の亡霊に例えたといわれる。
今日のお茶
お菓子
海津市 尾張屋昌常 「早わらび」
茶碗
伊万里焼 田中乾山氏作
白釉茶碗
色紙
天台宗 第253世 天台座主
山田恵諦師 書
道心之中有衣食
天台宗の開祖、最澄が残した言葉「道心の中に衣食(えじき)あり衣食の中に道心なし」。仏道を究める心があって、
その後に着物や食べ物は付いてく。