今日のお茶、その前に・・・・
思い出の花を紹介
第６１回目

ラショウモンカズラ（羅生門葛）シソ科ラショウモンカズラ属
名前に歴史がかかわる植物は色々あるがこのラショウモンカズラのその一つ。
渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立ててこの名前がつけられている。山の樹林の中や縁などでよく見られ珍しい花ではない。特に杉林の中や林道脇の斜面でよく見かける。
この植物はシュートを伸ばしながら増え、根元から多い時には数本以上の花茎を立ち上がらせ１方に横向きに青紫色の花をつける。
この花の形が鬼女の腕に見立てたようだ。
林道を車で走っている時に斜面で青い花を見つけた時に車を止めて見るとこの花であることが多い。
まれにピンクの花も見られるようだが私は伊吹山の東の麓の春日谷で１度だけ見つけたことがある。

今日のお茶
お菓子
　　　海津市　尾張屋昌常「引千切」

茶碗
　　美濃陶祖１２代　加藤景秋氏作
　　　　鼠志野茶碗

絵
　　加藤栄三　画伯　（元日展理事）
　　　「柚子」
　　加藤東一　画伯　（元日展理事長）
　　　「烏賊」