yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

今日のお茶

今日のお茶・その前に・・・・
21年前に書いたブログ「自然に学ぶ」から


2001.03.05
雑草花つくりで一番手がかかるものに雑草取りがある。しかし雑草て何だろう。人間は勝手なもので自分の目的以外の物を雑草扱いにして抜いてしまう。その雑草の中で特に嫌われ者にカタバミがある。花が咲く前か花が咲いている内に抜かないと結実してからでは触るとはじけて種を飛ばしてしまう。ムラサキカタバミもかっては鑑賞用であったが今は雑草として扱われる。同じカタバミでも深山カタバミは山林の中でひっそりと咲き、山野草として扱われる。「同じカタバミの名前をもちながらなぜこんなに待遇が違うのか!」カタバミを抜くたびにこんな不満が聞こえるようだ。


ミヤマカタバミ 3色





追記
雑草という言葉は今は当たり前に使うがこの定義はなかなか難しい。今掲載してる「自然に学ぶ」の2001年11月22日に「雑草とは・・」という題で書いているのでここでは省く。
しかし、「自然に学ぶ」を書き始めてからすでに21年以上経過しており当時は観ることがなかった渡来種が今身近で雑草と呼ばれて生えているのよく目に入る。中にはこれが雑草か?と思えるようなきれいな花を咲かせるもの、本来は園芸種として日本に入ってきたものが逸脱して雑草扱いされるものもある。
身近でよく見るヒメジョオンは幕末から明治にかけて観賞用に入ってきたものが今や雑草化してしまっており、同じようなハルジオンも大正時代に観賞用に持ち込まれたものが雑草化してしまっている。笑い話ではないが時代劇の背景の草原にヒメジョンやハルジオンが写っていたことがよくあった。共に明治以降の植物だから江戸時代の自然界では当然観ることはない。
私自身は雑草という言葉はあまり好きではないが今は生け花には積極的に使うようにしている。花屋で栽培された花とは違い野生で育った植物には力強さがありそれが魅力だ。


今日のお茶


お菓子
   海津市 あら重 「水面」



茶碗
   常滑 水野静仙氏作
    伊羅保茶碗





  日本画家 島田墨仙氏画
    「初 雁」


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