今日のお茶、その前に思い出の花を紹介
第３５回目

ツルニンジン（蔓人参）キキョウ科科ツルニンジン属
山に生えるごく平凡な植物だが春の芽だし頃に分かる人は山菜に
詳しい人だろう。長いツルを伸ばして生育するが、この植物のある特徴を知るとすぐに生えてるのが見つかる。それは独特の匂いだ。
山歩きしていてこの植物に触れたり足が触れたりすると独特の
匂いを出すのですぐに見つけられる。山菜料理に利用できるが
一番利用されるのは根だろう。太く長めの野菜の人参の様な形を
した根があり傷つけると白い汁を出す。この根を焼酎漬けにすると薬効があるとか？ないとか。カムイ伝を書かれた白土三平氏はこの根を叩いて味噌を付けて焼くとおいしいと書いておられたが試したことはない。
夏の終わりころ少し大きめの釣り鐘状の花を咲かせる。中々可愛い花だ。

今日のお茶
お菓子
　　　海津市　尾張屋常昌　「笑　顔」

茶碗
　　　瀬戸福海窯　日展会友　水野鉐一氏作
　　　　　御本手茶碗

絵
　日本画家　島田墨仙氏　画
　　　「白砂青松」