yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

今日のお茶

今日のお茶・その前に・・・・


つにやってきた騒音
先日クマゼミの抜け殻が庭で見つかったがしばらくは静かだった。
数日前から遠くで聞こえていたクマゼミの鳴き声がついにわが家へ来てしまった。早朝から玄関前にある金木犀で騒音をまき散らす。
見てみると目の高さ位に2匹が盛んに鳴いている。
この2匹を追い払い棒で金木犀を叩いて見たら・・・・出るは、出るは
10匹ほどが一斉に飛び立った。毎朝、やかましいこと。
ついに庭のツバキにまで止まって鳴いている。昔では考えられなかったが手で簡単に捕まえることができるが爪?を立てて抵抗し「ギャ~ギャ~」とやかましい。子供の頃に見ていたクマゼミより一回り小さいように感じるが?







今日のお茶
お菓子
    海津市 尾張屋昌常 「青楓」



茶碗
   こくや窯(川合修二氏)作 刷毛目平茶碗
   銘「鵜ふね」 箱書き 川合玉堂画伯




書簡
   祖父宛て 川合玉堂画伯




読み
拝啓 承れば目下御不倒之趣残
暑の折柄一段御加養被遊速に
御全快祷上候、此度堀江氏に托され
結構の絹頂戴、誠に忝殊の外
珍重仕候、尚高山銘菓をも頂き
重ね〃〃難有厚く御礼申上候
只今堀江氏帰途に就かれ候に付、取急
ぎ御礼のみ申上候、襲来する藪
蚊を払ひつゝ認め(したため)申候、乱筆
御ゆるし可被下候、尚拙作御笑草
までに御目にかけ候、いづれ万々
更々に得貴意呉々も御加養
専一ニ存上候    敬具
八月廿五日    川合玉堂
 山崎丈夫様   御侍史


玉堂画伯の手紙は多く残されていたがなかなか読めないので専門の方々に1通づつ読んでいただいた。
玉堂画伯の手紙の字は癖があり大変読みずらいようだ。
この手紙の中で「藪蚊」が出てくるが「薮」が読めないようで後ろの字が「蚊」であることから「薮」と読まれた。
文中「認める」と書いてあるが普通に読めば「みとめる」だが毛筆で字を書く時に使われる「したためる」と読むようだ。

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