yabusameyamaのブログ

野草を見続けて40年草花にレンズを向けて好きなように写真を撮る

カメラ散歩

カメラ片手に花を求めて・その前に・・・・


陶芸家の土産
もう長い付き合いになる美濃陶芸界の日本伝統工芸士小木曾教彦氏が先日岐阜県美術館でお弟子さん達との展示発表会を行った。
女房と見に行ったがあいにく小木曽氏は他に用事があり会場にはおられなかった。
その夜電話があり「不在で申し訳ない、近いうちにお邪魔したい。」
そして、先日午後から多治見から2時間くらいかけて来られた。
手土産を持参して。抹茶茶碗2つを持ってこられた。


1つは韓国の土を使って志野釉を掛けて焼いたと言っておられたが土は信楽に似た感じで小石が多く混じった土。いい景色が出ている。小振りの茶碗ではあるが手にしっくりなじみ飲みやすそうな茶碗。



2つ目の茶碗は全く趣が違う茶碗。
大きさは同じくらいだが美濃にしては小振りだが土は前作とは違い落ち着いた土に黒釉で正面に金で三日月が描いてあり大変おとなしいタイプの茶碗。
しかし、この茶碗は江戸時代著名な大名の子孫の方から依頼を受けて作った茶碗だそうだ。依頼を受けた時には「月」が題のようだったらしい。収めた茶碗のデザインは同じであるが月の裏面にこの大名家の家紋を入れたそうだ。



しばらく休んでいたお茶を再開するつもり。






春の花を少し紹介
          身近で見られる花(4)



カキドオシ(垣通し)
ごくありふれた日当たりの良い所でみられる。地を這い垣根を通して燐家まで伸びるという意味だろうか。シソ科で葉は対生に付き節から根が出て増える。


キュウリグサ(胡瓜草)
花は大変可愛いいが、タチのいい雑草。知らない間に庭に生えてきている。
何かに似てないかな?そう、ワスレナグサに大変似た花をつけるが花はワスレナグサより
小さく肉眼できれいな花だとは言えないだろう。マクロ撮影して拡大して楽しむ花かな?
名前の由来は葉を揉むとキュウリの香りがすることからのようだ。

サギゴケ(鷺苔)
サギゴケ科の背の低い植物で似た物にトキワハゼがありこちらの方は小さな花ですぐ区別はつく。地にへばりついたように葉を広げる。通常は「サギゴケ」でよく紫色の物をムラサキサギゴケと呼ぶことがあり白花をシロバナサギゴケまたはサギシバと呼ぶ。大群生することもある。私の家の近くの公園では大群生する。

チゴユリ(稚児百合)
名前の通り通常は大きくても10~15cmほど。茎の先端にかわいい白い花を1輪まれに2輪つける。時々山の中で足の踏み場もないほどの大群生を見ることもある。
背丈が30cm以上になるオオチゴユリやホウチャクソウとの雑交配種もまれに見られる。


ノミノフスマ(蚤の衾)
小さくかわいいナデシコ科の植物。この仲間には小さくよく似た花が多い。ハコベやミドリハコ、タチハコベなど。面白い名前はついている。フスマ(衾)とは平安時代の寝具の一つで現在の掛布団に当たる。命名者は何をもってこんな名前を付けたのだろうか?

ノミノツヅリ(蚤の綴り)
上記のノミノフスマと同じ仲間で名前もよく似てるが花の大きさも小さくうっかりすると見落としてしまう。この花は喫茶店でコーヒーを飲み店を出て車に乗ろうとしたら足元のコンクリートの隙間に咲いていた。見落とすところだった。
最近の分類では本種はノミノツヅリの変種のネバリノミノツヅリというらしく、茎・萼等に毛が密生するところが特徴らしい。

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